PB−100シリーズのBASICは、パソコンの一般的なBASICと若干違いがあります。 また、PB−100と、PB−110では、コマンド表記に一部違いがあります。 その辺りを解説していこうと思います。 |
変数は、A〜Zの一文字を変数名として付けられます。 文字変数にする場合は、変数名のあとに$を付けます。A$とか…っとここまでは、パソコンのBASICと同じですが… 数値変数名Bとすると…文字列変数B$は、同じメモリ領域になります。 どういうことかというと、 10 B=10:B$="ABC" 20 PRINT B とすると、20行目でERR 6になります。 つまり26個の変数メモリエリアがあり、同じ変数名であれば、数値と文字で同じメモリエリアを共有するとになります。 また、配列についてA(1)とすると、変数名Bと同じになります。B(1)は、変数名Cと同じになります。 10 A=1 20 B=2 30 C=3 40 D=4 50 Z=5 は、 10 A(0)=1 20 A(1)=2 30 B(1)=3 40 B(2)=4 50 A(25)=5 と記載したのと同じになります。 ちなみに、もっとメモリエリアを増やしたい場合は、DEFMコマンドを使います。 DEFM 1 とすると、メモリエリアが1つ増えます。エリアが1つ増える毎にメインステップが8ステップずつ減ります。 増やしたメモリエリアは、Z(1)や、A(26)等として指定することができます。 DEFM 0 とすると、もとの26エリアに戻ります。 |
文字変数は、A$等のように記述しますが、このように記述した文字変数には、7文字まで入れることができます。 8文字目を入れると、ERR 6になります。 もっと文字数の多い文字変数を扱うときは専用文字変数$と名づけます。 この専用文字変数$には、30文字まで入れることができます。 ちなみに記述ほうは、 $="ABCDEFGHIJKLMNOPQRSTUVWXYZ0123" のようにします。 ちなみに、文字列操作コマンドMIDは、この専用文字変数$に対してのみ行われます。 |
PASS | パスワードの設定 | パスワードの設定ができません |
BEEP | BEEP音の発生 | BEEP音はありません。(ハード的にスピーカもありません) |
DATA | DATAの登録 |
プログラム中にDATAを登録することはできません。 |
READ | DATAを読み込む | そもそもDATAがないので、使うことができません。 |
RESTORE | DATAの再読み込む | そもそもDATAがないので、使うことができません。 |
ON 〜 GOTO | 条件付きジャンプ | 変数ジャンプで代用してください。 |
ON 〜 GOSUB | 条件付きサブルーチンコール | 変数サブルーチンコールで代用してください。 |
REM | コメント | コメントを書くことはできません。もちろん省略形(’)もダメです。 |